【第1回】桜木杯・大会報告と結果

今回たくさんの方にご参加いただきました「第1回 桜木杯」には、プロジェクトメンバーの並々ならぬ思いが込められています。

昨年夏、本大会の発起人である当プロジェクトの河谷(映像担当)と矢野(事務局担当)が、大槌町でのボランティア活動で縁あって知り合い、 そこからアイデアを温め、地元の方の理解と賛同を得て、地元の方を中心にチームを立ち上げたのが昨年11月。そして発足したのが花道プロジェクトです。

この1年間、被災地となった大槌町では多くの支援団体によって、たくさんのイベントが企画実施され、 被災された皆さんを癒すとともに楽しい時間を作ってくださいました。それらのイベントに、イベントを実施してくださった支援団体の方々にみなさん本当に感謝をしていらっしゃいます。

ですが、そろそろ被災地発、地元発で動いていく時期が来ているのではないかと思います。 支援団体の方々が安心してこの被災地を離れられるよう、進んでいく必要があります。

その第一歩として、被災地大槌町から地元の人間発のイベントを行い、全国から多くの方に来ていただけるものを作ろう。 この町に多くの人が来たくなるようなことをしよう。支援団体の方々に盛り上げてもらうのではなく、 自分たち発でこの町を盛り上げよう。それが花道プロジェクトが目指す復興活動です。

しかし、プロジェクトメンバーの多くは大槌町で暮らす被災者です。日々の生活がとにかく忙しく、 目の前の事をこなしていくことに手一杯な状況で、手弁当でイベントを作りだす時間的な余裕はありませんでした。

そんな中でも募る「町おこしをして行かなくちゃいけない!」「何かしなくちゃいけない!」というメンバーの思い。 このジレンマを解消することができたのが、半ば見切り発車的に開催が決まった今回の「桜木杯」でした。

第1回・桜木杯の様子01

発起人ではあるものの、ドリブルも碌にできない河谷と矢野。そして日々の生活に追われる大槌メンバー。 バスケ大会を主催するなんて考えたこともない人間の集まりですが、そんな素人集団でも、全員の思いが1つになった時、ものすごいパワーを発する事が出来ました。

「この大会に参加してくれる全ての人に“楽しかった!”と言ってもらえる大会にしよう!」

この思いを胸に第1回大会を開催することができました。そして無事終了することができました。 これは参加してくれた全てのチーム、裏方で協力してくれた地元の方々、応援をしてくださったすべての方々、運営をする我々…。みんなの思いと力がひとつになった結果です。

第1回・桜木杯の様子02

第1回大会を終え、誰からともなく「来年、再来年もこの桜木杯を続けて行きたい」という声が出だし、 自然な流れで来年も今大会と同じ時期に第2回桜木杯を開催することが、既に決定いたしました。

まだまだ復興までには何年もかかるであろう大槌町に元気を与えるため、 この地元発の活動を、新しい文化と共に再生して行こうと立ち上がった大槌のシンボルともなりえる「桜木杯」を、 多くの方に参加して頂ける大会に育てていけるよう、プロジェクトメンバー全員で努力して参ります。

そして当プロジェクトのもう1つの目標である「大槌・桜木町に桜の花道を作る」というプロジェクトについてですが、 これも来年の秋に桜の植樹をする事で話が進んでいます。今年度中に完成予定の桜木町の避難場所に苗木を植える計画です。

第1回・桜木杯の様子03

当初目指した小鎚川沿いを桜並木にする計画は、土手の強度の関係で断念することとなりましたが、 新たに完成する避難場所は高さ約20メートル。その山肌に桜並木が咲けば、桜木町のどこからでも桜を眺める事ができ、とても素晴らしい花道になると思います。

「大槌町に桜木の花道を!そしてバスケと共に町おこし!」

この2つを合言葉に、これからも花道プロジェクトは大槌町で活動して参ります。 どうぞ、ご支援とご協力をよろしくお願いお願いいたします。

第一回桜木杯・参加チーム&運営スタッフ

参加チーム名チーム詳細運営スタッフ
The 小鎚 大槌高校・釜石商高バスケ部
  1. 岩間 奈穂代
  2. 栃沢 明子
  3. 木川 千枝子
  4. 川口 弦一
  5. ノリシゲ
  6. 可児 波起
  7. 加島 千愛
  8. 矢野 邑実
  9. 矢野 里実
  10. 大槌社会人チームJoint
  11. 河谷 秀行
  12. 矢野 アキ子
(順不同)
大黒えびす 大槌町民とさいがいFMの混成チーム
遠野クラブ 遠野の活きのいい同級生チーム
キャバレーズ 大槌 おらが復興食堂チーム
Hopes from hoops 遠野まごころネットチーム
Den 遠野まごころネットチーム
崖っぷち 遠野まごころネットチーム
だピョン 遠野まごころネットチーム
モンドJAPAN 釜石消防署チーム
Joint(アン) 大槌 社会人チーム
Joint(デゥ) 大槌 社会人チーム
Joint(トロワ) 大槌 社会人チーム
お嬢さんと愉快なパパ達 大槌町民と埼玉・広島からの混成チーム
PROXIMO 遠野の大人たち
釜石STEALERS 大槌警察署チーム

以上、全15チーム76名の方にご参加いただきました。

大会賛同企業様・賛同者様

お名前ご提供いただいたもの
みちのくコカ・コーラボトリング株式会社 アクエリアス、いろはす(計15ケース)
岩手ビッグブルズ チームステッカー
川口弦一 様 扇風機×2台、花火セット8袋
(株)ヤノ食品 鹿児島県産和牛ヒレ肉3kg
遠野まごころネット 各種機材貸与

試合結果

順位チーム名賞品
優勝 Joint(アン) 鹿児島県産和牛ヒレ肉1.5kg、アサヒスーパードライ1ケース、
CM制作無料券、桜木杯特別オフィシャル白Tシャツ人数分
2位 Hopes from hoops アサヒスーパードライ1ケース
3位 The 小鎚 アクエリアス24本、いろはす24本
4位 遠野クラブ 浜千鳥1升ビン1本
5位 PROXIMO アクエリアス24本・いろはす24本・扇風機など
各チームに1つずつ
6位 キャバレーズ
7位 モンドJAPAN
8位 崖っぷち
9位 Joint(トロワ)
9位 釜石STEALERS
9位 Joint(デゥ)
9位 だピョン
9位 Den
9位 大黒えびす
15位 お嬢さんと愉快なパパ達

個人賞

順位お名前賞品
MVP 三浦 利幸(Joint(アン)) モルテンFIBA公認7号ボール
MIP・1位 大釋 瞬(The 小鎚) 鹿児島県産和牛ヒレ肉1.5kg
MIP・2位 阿部 修二(釜石STEALERS) ジンギスカンセット1.5kg
MIP・3位 中村 臣吾(モンドJAPAN) 揚げたてから揚げ1.5kg
MIP・4位 河合 秀保(お嬢さんと愉快なパパ達) 家族で楽しむ花火セット8袋

※MIP=最も印象に残った選手

収支報告

収入の部支出の部
237,770 397,290
参加費(74名分)、Tシャツ&タオル販売売上、お弁当代の一部を寄付いただきました。 Tシャツ&タオル&ポスター制作費、会場使用料、スポーツ保険料、賞品代、消耗品費等

上記となりました。参加者の皆様には記念グッズをご購入いただくことでご協力をいただき誠にありがとうございました。 現在の所、赤字となっておりますが、グッズの在庫を販売することで、来秋の植樹用苗木代や次回の開催費の一部が捻出できるよう動いて参ります。

以上

みなさまへのお願い

花道プロジェクトの活動に賛同し、ご協力・ご支援及び大会等に参加してくださっている企業・個人の方々に対しまして、メンバー一同大変感謝しております。

我々花道プロジェクトとしましては、プロジェクトの一環としてバスケを通じて大槌町の活性化を図るために大会を開催しております。大会開催がプロジェクトの主目的ではないため、みなさまには何とぞご理解いただきますようお願い申し上げます。

今後も応援してくださっているみなさまの気持ちを無駄にすることの無いよう、一生懸命活動していきますので、 変わらずのご協力・ご支援をよろしくお願いいたします。

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